グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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(魚釣島/尖閣諸島)がテロに会う6


机の上に、いかにもって感じのランプが置いてある。

永友の目の前の捜査員は無表情でエンピツを回していた。

もう一人の捜査員は机の回りをウロウロしていた。見たところ、新入りだ。10代みたいな顔をしていた。

「党2さんは失脚する予定だと思っていたんですよ。カーライルから、不透明な資金を受け取っていたっていう不祥事で」

「いい加減なことを言うなよ。そんなタワゴトはどこから出てきたんだ」

「独自ソースです。私の」

「お前は、日本の警視庁公安課の所属のナガトモなんだろ」

「あなたが、そう思うなら、そうです」

「お前は、俺のことナメてるんじゃないのか」

「私の持ってる情報は、全て提供します。何でも聞いてください」

「何で党10に近づいたんだ」

「目と目が通じ合ったからです。恋に落ちたからです」

「党10さんから、何か聞いたか?党10さんの私物か何かを、何か持ち出したか?それは今、俺たちも、調べている最中だけど」

「だから、党2さんが失脚するっていう噂とかです」

捜査員1は面倒くさいと思った。

雛壇の共産党幹部たちの、泥仕合なんかに関わり合いになりたくない。

そうしたことで、どちらが勝ち残るかは下っ端には分からないし、勝ち残った方に、こいつは俺に弓を引いたとか思われたら、彼はお終いだった。

党10や党2の派閥の人に聞いてみれば、永友が嘘をついているかどうかが分かる。

が、聞いてしまうと、彼自身に何か意図があるとカンチガイされかねない。

党10に頼まれたとか、何とかで。それは虎の尻尾を踏むことだ。

そして自分は、党10派として、色分けされ、そして、どうなる?

捜査員1は面倒臭い事を考えたくなかった。どうせ出世など大して見込めないのだから、地道に仕事をこなして、つつがなく定年を迎えたい。

 

 

 

「ミッシーはパパのこと知りたいの?」

ミンは、花の観察日記をつけていた。

三島は、そういうのを、どこかで見たような気がした。三島の息子は、まだこんなに大きくない。

夏休みの宿題ってのは、世界共通なんだろうか。

「パパのことは知りたくない。俺はミンのことの方が知りたいよ」

「私の何を知りたいの?」

「うーん、何だろう。やっぱり、俺は何も知らなくていいや」

「じゃあ教えて上げる」

ミンはポケットに手を入れると、三島に、フラッシュメモリを差し出した。

「これは何だろう」

「悪いことが、たくさんかいてあるの」

「そんなの、持ってきたら行けないんじゃないのか?どこから持ってきたの?」

「それはパパに都合の悪いことが書いてあるんじゃないの。

党8って人の悪い事がいっぱい書いてあるの」

「こういうのって、勝手に持ち出すと、怒られるよ」

「パパはコレを、誰かに見て欲しがっているの。それで、いろんな人に渡してるのよ」

三島はそれを、受け取るだけ受け取って、ポケットの中に入れた。2人の前に、鉢植えに入った、紫の朝顔が風に揺れている。