グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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(魚釣島/尖閣諸島)がテロに会う8

 

尖閣諸島で、爆発事故が起きて巻き込まれた人がいるようです。黒煙が上がっていて、焔が見えます。とりあえず、救援部隊か何か出してください」

桜井が、例の怪しい通信スペースに投稿をした。

当面の彼らには、これしか通信手段がない。

「何も言ってこないですね。どうしましょう」

「ドサクサに紛れて上陸したら?」
「俺たち、シメられちゃうよ、下手すると犯人扱いされたりとか。そうしたら、逆に国賊だ」

「なら、与那覇とチャンだけ行ってもらうとか。彼らは、中国人だし、左翼だし」

「ハッハッハ。大野って無口だけど、良い奴だな。

でも俺は、通訳だから、雇用主がいないと動けない。そういう契約だ」

チャンは笑った。

「沖縄は、今のところ日本領に属してますから。中国にノコノコでていっても敵性民族扱いです」

「だから尖閣は中国じゃないって」

「お前ん所の島が、ああなったら、どうするんだ」

那覇は遠い目をした。

「沖縄も、毒ガスとかたまに出てきますよ。米軍が置き忘れたとか、旧日本軍が置いて行ったとか」

 

 

 


チアンは、日本の公安に採用された元留学生の中国人で、中国側もそれを知っていた。

中国当局も、海外で中国人の犯罪者が多いことに頭を痛めていたから、

海外で中国人が治安関係者として採用してもらうことを歓迎していた。

だから、彼に伝わるのは、公に出来る情報だけだ。

チアンは、双方の了解を取って、中国の公安関係者と会っていた。


「とりあえず、爆発の原因を調べてくれないかな。日本側に戻って」
「日本が仕掛けたと思いますか」
「分からんよ。そんなことやって、何の得になるか分からないし」

「でも私は顔バレしてますから、この件に、日本側に、何か真相があったとしても、それについて、指一本、触れられないと思いますが」

「まあ、そうなんだけど。俺も、彼らが、やったかどうかは、知らないが、警察関係者の感触とか、公式にどういう顔を、日本の世間に向けているのか、知りたいし」

 

 

 

「コイツがノコノコと、出てきたことが、奇跡だよ。この国では」

「いや、こいつが讒言吐いてるんですよ。真相は何か別のところにあって」

「別のところって何処だ」

捜査員3と捜査員4は、汚い身なりをしたオッサンの回りをうろつきまわった。

「それにコイツはノコノコ出てきたんじゃない。誰かが匿名電話でチクってきたんですよ」

「そのチクった奴は何なんだ」

「知らないよ。それで、尖閣へ行って、工業廃棄物を、捨てたのは本当なんだな?豚足」

「本当です。多分、チクったやつと、もう1人が、一緒に行きました。

チクった奴は俺に恨みを持ってます。

魚釣島へ廃棄物を捨てたことは、その3人しか知らないはずです。あとは社長たちと」

「社長って誰だ?誰に頼まれた?」

「いや、社長は関係ないです。俺たちは、どこかに捨てて来いと言われただけで」

体の大きな豚足が慌てて座りなおしたので、パイプ椅子がガダガダ鳴った。

社長は怖い人だ。彼に責任転嫁なんかしようものなら、クビがいくつあっても足りない。

「取引先はどこなんだ」

「だいたい、ホニャララ工業とか、ハニャララ興産の下請けとかしてます。あと、たまに病院を回ったり」

「病院は注射針とか、使用済みの薬剤とかか」

「まあ、そうですね」

捜査員3が、パソコンで検索すると、登録してある工場や認可した役所の、リストが出てきた。ホニャララ工業とか、ハニャララ興産とか。

「あー、某省の、党5さんのやってるやつですね」

「俺は聞いてません」

「俺も聞いてないな」

捜査員4は目を落とした。

魚釣島とか、どうかな、とかは言いましたよ」

捜査員3が、身を乗り出した。

魚釣島とか、どうかな、と、言った?魚釣島へ行ったのは、お前らの判断じゃ、ないのか?」

「そういうことに、嘴を突っ込むのやめろよ、相棒。俺は巻き添えはゴメンだ」

「嘴を突っ込むどころか、大事なことじゃないか」

「俺はそんな危険な出世は狙わない」

「出世とか出世じゃないとかじゃないだろ。国益にかかわるよ」