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(魚釣島/尖閣諸島)がテロに会う10


日本のニホンノ首相と中国のチューコクトン首相は、共に、メルボルンで開催中のオイペックに出ていた。

「日中双方は、領土問題では、ひとまず、いがみ合うのをやめて、共に事故の消火活動でもしませんか。

このままでは、ともすると、誰かが戦争のチャンスを嗅ぎつけて、

寄り集まってきて、事態はますます混乱します」というようなことをニホンノ首相は、チューコクトンに向かってテレビカメラの前で語りかけた。

不意を突かれたチューコクトン首相は、「そうですね」としか言えなかった。

GGGJJJJ。

防衛庁の会議室に集まっている面々に、少し安堵が広がった。

日本は、消化活動と人命救助の名目で、自衛隊や医師や、化学処理などの専門家チームを送ることになった。

 

 


「日本側に謝罪と賠償を求める。爆発の原因解明は、すべてこちらでやる」

壇上の演説に、下から歓声が上がった。

チューコクトン首相は、日本を非難する機会を逃した。

そこで党2にそのオハチが回ってきた。

党2は機嫌が良かった。

これで俺の未来は約束された。

日本について、いつもタカ派の強硬姿勢を取った話者が、人望を手に入れてきた。

公衆の面前で、日本に日和ったチューコクトンは、終わりだ。

 

 

 


捜査員1は、党2派とされる公安幹部から呼び出しを受けた。

特別な用事でもない限り入る機会の無い、幹部用の仕事部屋だった。木彫りの机に、ペルシャ絨毯のようなものが敷かれていた。

足元が、ふかふかして落ち着かない。

「その日本の公安のナガトモって奴は、党10さんがカーライルと癒着しているといったんだな」

捜査員2が、上申したのか。身の程知らずな奴だ。

捜査員1は、こういうことに関わりたくなかった。

「録音テープを聞いたんだ。俺は、君たちをどうこうしようとは思ってない」

公安幹部は、机の上の書類をめくった。

「日本人が党10をハメた。

党10が、何でそんなに簡単に引っ掛かったのかは、わからない。

あまりに忙しくしていれば、ふと引退してどこかに消えてしまいたいことだってあるだろう。

そういうことがあるっていう、噂だ。俺は知らないが」

幹部は書類の上に曲げていた背筋を伸ばして、捜査員1をチラっと見た。

「でも、カーライルっていうのは、党2さんのお客さんでもあるんだよ。

君はそういうことを知る必要はないし、君も知りたくないと思うが、仕方がない。

それがメディアに漏れていたりしたら、面倒くさいことになる。

党10さんが汚職で叩かれ出したら、ルーさんの立場も危ない」

取り調べで永友は、カーライルと癒着していると言っただけだ。

それが上層部の内部資料から、詳細な裏付けが出て来たに違いない。

捜査員1は黙っていた。こういうときは、黙っているのが末端刑事の流儀だ。