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(魚釣島/尖閣諸島)がテロに会う12

 

党8は失脚した。党9が熱心にばらまいていたメモリを誰かが使ったのだ。

何にせよ、今の中国本土は、魚釣島の爆発で持ちきりだった。

こうしたスキャンダルが発覚すれば、共産党幹部としては終わりなものの、世間では大して気に留められなかった。

彼らは、さんざん蓄財しているから、海外などに居住地を買って移住などすれば、ただのアーリー・リタイアだ。

一番最初に失脚した党10は、こういうのも疲れるからさっさと引退したらどうですか、せっかく現代社会に生まれたからには、悔いのない人生を送るのが肝要です、などと言われたという噂だ。


三島は飛行機の中でテレビのニュースを見ていた。あいかわらず、爆発事故の続報が多い。

その尖閣諸島、中国名、魚釣島を、視察する党9の姿が、画面に映っていた。

三島は、党9に「もう、帰れ」と言われて、彼のプライベートな連絡先を聞かれた。

それが、娘と奥さんにバレて、彼女たちにも、連絡先を聞かれた。2つの番号は、もちろん別物だ。

 

 

 

 


「リュイさん、あなたは、何も知らないって顔をしたほうが良いです」

ホテルラウンジには、相変わらず静かな時間が流れていた。訪問客や、滞在客の、ざわめきが辺りを満たしていた。

「そうですか。衛星写真はどうしますか」

「右翼のツアーだったとか、言っておけばいいんですよ。

あなたがドラム缶と一緒に乗っていたことまでは、つきとめられません」

「じゃあ何で、俺のところに、あなたから電話がかかってきたんですか。俺は警察の誰にも、この番号を教えた覚えはない」

「中国で投棄業者が漏らしたんです。党5の工場から廃棄物を集めて捨てに行っていたと。

それで、党5は失脚したんですけど、あなたは、その中国の同業者に、尖閣で会いましたよね」

「俺のことを、覚えていましたか」

「向こうには、中国領土に、日本側に立ち寄られたこと自体を、不祥事と考える人たちがいるんです。

あなたが名乗り出ると、かえって、中国側のメンツが傷つく。

内部では、原因となった爆発物は中国の業者が捨てたことにしておいて、外向き、日本のせいだとか、言っていたほうが、中国国内では丸く収まるんです」

チアンには尾行の刑事がついていたが、3人は聞かれて困ることは話していない。

 

 

G20のあるシーンで

チューコクトン主席とニホンノ首相は隣り合っていたが無言だった。

そこへアメリカの大統領が割って入った。

「このたびは災難でしたね」
チューコクトン主席と、ニホンノ首相はリアクションに困った。

「マジ災難だよ、ファック」
「このチンクが」
「ジャップは生まれつての性悪人種、絶滅すべきです」
というわけにはいかない。
2人はオリエンタルスマイルを浮かべながら、大統領の次の一言を待った。

大統領は、「俺の地球で勝手なことをしやがって」みたいな顔をしているようにも見えるし、

「面白いプロレスでした」という顔をしているようにも見えた。

「今度、俺たちも国境に爆弾を仕掛けておくかな、ハハハハ」。

各国首脳たちは、耳がダンボだったが、誰も何も言わなかった。

国境線に地雷を撒いたり、鉄条網を張ったくらいで、戦争がなくなるなら世話はない。