グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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ミノス・ジェライス2

 

「須藤は、顔採用されると思うけど。当社は、いんたあなしょなるな金融機関ですって顔できるし」

「日本のオッサンがメイン客だよ。彼らはピーノなんか下に見てるよ」

「保険は、ノルマキツイ。ネズミ講アムウェイみたいなって、知り合いが消えちゃう。ノルマを達成して、孤独になる」

「それで、支店に配属されてきた本社のイケメンと寝るんだよ。保険売ったら近隣の人に縁切られました。どうしてくれるんですか。会社の悪評を流しますよ、とか逆切れして騒いで、イケメン支店長が口封じに寝てくる」

「須藤は美人だから、向こうから頼んでくるよ。

保険のアレが、営業のオッサン部隊だったら、須藤が支店長になれるのに」

「オッサンの営業部隊、何に需要があるの。そのビジネス、少し興味あるんだけど。男尊女卑の人向けなのか、相撲の土俵とか」

「証券で、専門知識の方で行けばいいじゃん。須藤はトーク美味いし」

トークと知識の方は、オッサンの独占だよ。見た目の差別は、仕方ないよ。

自分たちだって、イモは追い払うけど、イケメンの営業はつい家に入れるじゃん」

「専門職に女子いるよ。ただその女子が偏差値75だとしたら、男子は70くらいで就いてる。体力差かもしれない。

例えば、女の適性労時間が10時間くらいだとしたら、男は14時間働けるとか」

「だから私が、それを変えるんだよ。金山、掘りえモンになって」

「出出ー、っていうか、頑張って」

「体力でも、男の下位2割くらいは、女の上位2割に勝てないよ。プヨやヒョロが、体育大とか婦人警官に、勝てないよ。川田は良い線言ってるよ」

マッチョは、褒め言葉かどうか。が、須藤とレオは、川田にお守りをくれた。

でもそれって、初詣でとかでノリで買っちゃったやつ。

もう本当は要らないんだけど、呪われそうで、捨てるのが怖いから、くれただけじゃん。全く持つべきものは友達ですねと、川田は思った。

金山、当てても、分け前はやらん。

 

 

川田は、土の中から出てきた黄金を前に、茫然としていた。

マジか。マジか。マジか。

でもコレ、実は金色の粘土なんじゃないの。

誰かが嫌がらせで金メッキの塊を埋めたとか。

ここは出ないと言われていた。

報酬は、折衝。

土地に侵入を許して、掘らせてやっているのはこっちだし、だけど、お前の労働力も貴重だ。

だから、折衝だと。

このまま逃げようか。無理だ。この鉱山は、ガードが固い。

私みたいなことを考えるマヌケは腐るほどいる、っていうか世の中、大半がその手のクサレ外道。

恐らく、ガードマンは手馴れている。

逃亡者なんか撃ち殺して、全額が奴らのポケットに入るだけで、悪手だと思った。


川田は働き始めて、まだ1週間だった。

川田は天を仰いだ。抜けるような青空、ではなかった。曇り空で、今にも雨が落ちてきそうだった。

私は神に何かしたか。

奴の白髪を梳いてやったとか、奴の御召し物の埃を払ってやったとか。