グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

人に見られたくない話はninjaid2000@gmail.com

chinese trump 5

 

中国のビジネススタイルは、徐々に洗練されていった。

が、古い体質の人間が集まると、酒の飲ませ合いになることがあった。地方への出張とか、地雷だった。

ヨソから来た、得体の知れない取引相手を、酔い潰して本音を探る、大陸式の人付き合い。

互いに互いを侵略し合った大陸人の、根深い人間不信。

それを乗り越えるには、トイレでゲロを吐きながら大酒を飲み、相手にもしこたま飲ませなくてはいけない。


「俺は、この習慣に、全く意味が無いと思う。酒に酔ってどうするのか。泣くか、笑うか、叫ぶか。

酒の酔い方は、ただのクセで、その人の本性とは何の関係もない。本音も出ないよ」

「俺は酔うと、自分が何を言っているか全く把握してないよ。だけど、相手もそうなんだよ。自分の言ったことなんか、覚えてない。

おまけに、俺は、相手の言ったことも忘れてるよ。向こうも、俺の言ったことを忘れている。

だから、この酒宴に、乱痴気騒ぎ以上の意味があるとは思えない。

こういうのが好きな奴らは、会場に盗聴器つけて、あとから地方部会の公聴会にでも出してるのか」


「例えば夢占いっていうのがあるだろう。

フロイトという心理学者に言わせると、全てが穴と棒なんだ。そんなのが人間の本音と言えるか?

そんな本音を探り出して、何になる。

俺は、ビジネスの夢なんか見たことないよ。

何故か、部長がジュリアナのお立ち台でミニスカで踊ってたり、そのくらいだよ」

「俺ら、一度、酒盛りの会場を録音して聞いてみないか。自分たちが何を言っているかを」

 

 

 


北朝鮮は、何でもやる国だ。ソ連崩壊後は、既に道化だし、金主席は、よく死亡説が流れたし、影武者も10人くらいいるという噂だ。

彼らは核路線を捨て、核兵器的株式市場なるものを導入した。

周辺各国の、暗黙の了承の元に。

ルール、つまり法律は、北朝鮮流に、不透明。

金を払うと金額に応じて、内部書類を見せてもらえるとか、裏ワザが多い。

何故ならそれは、北朝鮮だから。

そういうルールでやりたい人は、ここで堂々とどうぞ。

カモダックとか、ダウダウとか、北朝マザーズとか、証券取引所は、いくつか種類があった。


世界中に、インサイダー取引が、あるとか、ないとかいう噂が流れ、株式市場は昔ほどの信用がない。

情報網の発達で、人々は重要情報にアクセスし過ぎ、かつては蓋がされていた、世の中の矛盾に気が付き始めた。

し、格差も拡大したから、人々の不満がシステムの穴を探す。奴らは何かズルをしていないか。お宝を自分たちだけで、分け合っていないか。

それ自体は、社会進化論的に、良い事だが、それが面倒臭いと考える要人も多い。


北朝鮮の株式市場では、どこかの要人に都合が悪かったり、誰かがやり過ぎれば公然と叩いて見せしめにして、そうでなければ不謹慎な取引を平然と続けた。

そういうヤバイ証券取引所に上場していること自体が、企業の評判を落とす。それでも良いというブラック・マーケット系のニーズだ。

焼け野原だった北朝鮮は瞬く間に、マカオやケイマンのような金満国家に早変わりした。