グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

人に見られたくない話はninjaid2000@gmail.com

AIIB丝绸之路=西亚=铁路2

 

アラブ株は、リベラルの間で、オシャレだった。

アメリカの公共事業関連株は、公的資金を入れているし、彼らが手軽に取り扱うにはイマイチだった。

日本国債みたいなもんで、何かお守りが欲しい、しおれた老人にはいいものの、短期の売買には向かない。

彼らは少額の株を、雰囲気でやった。よほどのデータでも持っていない限り、将来の収益を、正確に予測するのは難しい。

西アジアシルクロード鉄道の脱線事故は、彼らの財布の連合艦隊に打撃を与えた。

「400000ドル、溶かしました」

リアムは、テレビニュースのインタビューに登場し、その映像は、インターネットで、バズった。

彼はモヒカンの髪型をしていた。

「400000ドル、溶かしました」は、アイコラと化し、ポスターにもなった。

もちろん、そういうのをやるのは、アメリカの右よりの連中だ。

リアムは元々、広告代理店を通じて、西アジアシルクロード鉄道から、アルバイト料を貰って、株の宣伝をやっていた。

鉄道の初期投資はABBIでかき集め、開通した後は株を公開した。

株は公開直後から上がり続けて、カタイと思って、自己資金もつぎ込んでいた。

この映像自体が、契約違反だ。

西アジアシルクロード鉄道の経営陣は、サッサと事態を収拾したかった。

こんなインタビューが流れてインターネットでバズってしまうと、終息する事態も終息しない。

 

 

 

 


「俺たちは、工事費用として、50000ペソしか貰わなかった。

換算したら、従業員1人に、日給100ペソしか出せない。そんなんじゃ人夫が集まらないべ。

どうしてもっていうなら、奴隷売買してる、イスラミックステイトにでも、頼むしかない」

「で、イスラミック・ステイトに頼んだんですか」

「頼むわけないべや。

CNNっていう、外人のやってるテレビ局に、チクったんだよ。チクったというより、向こうが聞いてきたから、正直に、俺たちは答えた。

シノ=アラブ・コンストラクション社が、人夫をタダ働きさせようとしているって」

「それで大騒ぎになってしまったんですね」

 

 

「ナワルっていう、ナヒヤーンの王族の親戚が、余分にキックバック貰ったんですよ。

ナヒヤーンの王族は1人、イスラミックステイトに出奔した子弟もいます。

最近、落ち目で肩身が狭いみたいです」

青い目の情報屋が、ダウニング10番街の役所の謎部に詰めていた。

分析官が肩をすくめた。

「最近のお前の情報は、アテにならないよ。

この前、ジョニー・ディップと、サルマーン王子が、ドバイで会ったっていうのも、嘘だったし」

「あれはアメリカの大統領選向けの嘘ニュースです」

「どこが大統領選向けなの。サルマーン王子とジョニーディップが会うと、誰がどれだけ得するんだよ」

「ジョニディは、アラブ系ですよね、顔立ちが。それで、アラブの同胞とか言い出すんですよ」

「アレは、塗ってるだけじゃないの、マイケル・ジャクソンの逆なんだよ」