グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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AIIB丝绸之路=西亚=铁路5

 

「タンさん、また金抜いたんですか。やめて下さい。

ココはすぐに、何対策、アレ対策、とか言って、ホイホイ金を抜いていくけど、

こっちは、上の許可取るのが大変なんですよ」


「じゃあ現場対策を、シアさんがやってくださいよ。

あのとき、騒ぎは収まる気配が無かったんです、アラブ人の町長に、金を掴ませるまでは。

人も5人くらい死んでた」


「タンさん、そういうドヤ顔するのやめて下さいよ。

これは株式会社なんですよ。株式会社。

少しくらい出したり抜いたりしても、誰も気が付かない、本土のザル会計とは違うんですよ。

国際資本が入ってます。

一番資本入れてるのは中国ですが、

それでハバを利かせているから、他のメンバーに反感を持たれてます。

不正会計があれば、メディアにチクル奴だっています。

アラビア半島を荒らしまわる悪魔の手先とか言われたら、困るじゃないですか」

 

 

 

 


サミーアとナウラは、ショッピングセンターをブラブラしていた。サミーアが、何か買ってあげる、とかいって、誘い出したからだ。

2人とも、似たような黒いブルカをしていた。

ナウラは店頭に並んでいた、花柄のブルカが気になった。

サミーアはそれを、自分の体に、当てて見せた。

「俺ってイイ女だろ」

「全然。ゴリラが口紅付けたみたい」

「口紅なんか、つけてねえよ。俺は髭もないし、サミーアより肌がツヤツヤしてるかも、比べてみよう」

「サミーアのことは、いつだって警察につきだせるんだから、忘れないでよ」

「もう降りちゃったから、無理だよ。俺が女性専用車両にいたなんて、誰も信じない」

「それは、世の中に、そんなウスラトンカチがいるとは、誰も思わないからでしょ。

バッチリ、監視カメラに写ってるわよ」

「監視カメラは、どのくらいハッキリ映るの?ビン・ラディンの顔も分かる?」

「知らないけど、あんたはビン・ラディン並みにありえないわね。

あのとき私がサミーアのベールをはいで、みんなでリンチしなかったことを感謝すべきだわ」

 

 

 

 


ナディームは、日に日に痩せて行った。

シャヒーンは、彼が豚肉のことを、そこまで気にすると思わなかったので、気に病んだ。

俺は平気なんだけどな、コーランに何と書いてあっても。

コーランが書かれた当時は、鳥や牛がたくさんいて、豚なんかいなかったのかもしれないし、

当時の豚はたまたま、汚くて臭くて、食中毒とかが危なかったのかもしれない。

アレはどう見ても牛肉だったし、黙っていればよかった。

炊事担当者だって、豚肉という表示をスルーして、肉を鍋に入れた後、パッケージをゴミ箱に捨てていた。

だって、世界に、豚肉しか無かったら、ナディームはどうすんの?死ぬの?


人夫たちが、路線にゴロゴロして、食休みしている昼下がり。

シャヒーンは、虚ろな目でツルハシを振り上げて向かってくるナディームを発見し、身の危険を感じた。

咄嗟に、手に持っていたツルハシで応戦した。