グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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鼻毛会長10

 

「地方債が、あんまりギャンブルみたいになるのは、良くないですよ。

株みたいに。僕は、そういうの、好きじゃない、しウケないと思います

仕手筋とか、不透明な連中に、イジられて不健全な状態になるかもしれない」

目の前の役人は、この役所で一番、地域経済に詳しいスタッフだという。

野島の方は、いかにも胡散臭い、コンサルティング会社の名刺を、役人の前に置いていた。

欧米のコンサルティング会社には伝統と実績があるかもしれないが、日本のコンサルは微妙だ。マトモなデータ自体、あるのか、無いのか。

藁にもすがりたい、死にかけた自治体へ、成功するかしないか誰にもわからないようなプランを押し付け、状況が怪しくなれば早々にトンヅラする。

でも、自分の言っていることは間違っていないと、野島は思っていた。

地方自治体の窮状の分析には、そんなに難しいデータを要しないからだ。

「このまま横並びで、ゆるキャラ、アニメ、B級グルメ、ふるさと納税、神社仏閣、なんて言っていても、

一向に収益も税収も上がらないんですよ。

そういうのは、どこにでもあるんだから、その地域である必要は、どこにもないし。誰も関心を持たない。

メディアにゴリ押しして流しているだけだから、

人々は、フーン人気あるんですねとは思っていても、

本気でその流行を追いかけている人は少ない。

ある日突然、メディアからB級グルメやゆるキャラが消えても、誰も気が付かないよ。

B級グルメなんて家でも作れるんだし、ゆるキャラは子供でも書ける絵だ」

「死体蹴り職人っていうの。キミみたいのは。

自治体の広報が痛いのは分かったけど、どうせ対案とかないんでしょ。そうすると、俺たち、蹴られ損だし、

このまま降ってくる予算を順当に消化する以外にないよ。くだらないと分かっていても、続けるしかない」

「収益予測とかを、出してみればって言ってるんですよ。

将来の税収予測を立てるんです。それが投資や借入の担保になります。

特に日本では、担保がなければ、誰も貸さない。

それも住人1人1人の将来の支払い税率の予測を入れる。

税金は、1万しか払って無い人もいれば、1億くらい払ってる人もいます。

同じ人1人として、カウントするには、大きすぎる差です。

それを例えば地方債購入の参考の為のデータとして、投資家に差し出す。

ほとんどの自治体は、人口、人口って、騒いでいますけど、酒びたりの生活保護世帯が10人とか子供を作っても、財政が傾くだけでしょう」