グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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Christian Joke2

 

嘘歴2000年。

彼は、この約束された地に生を受けた、もう何代目かになる、大石油会社の一族です。

ジョージ・ブッシュ大統領は当時、酒びたりだったのです。

カリスマ牧師の説法に、辺りはザワついた。

平然と使える商材なのか、ソレ。選挙戦大丈夫なのか。

アル中からV字回復して大統領になった、という、どこにでもいそうなオッサン像で売るオイル政商。

いやいや、そんな奴、どこにもいないから。

インテリのゴアを倒し、

共にビールを飲んでみたい気さくな男、なんていう評判で、911が来るまでは、適当にやっていた。

父親が大統領を2期務めたという、サラブレッド中のサラブレッドだ。

 

 

 


元、酒びたりのイイ話を持つ大統領から、16年後、酒は飲んでも飲まれない、という手のが、後釜に座っていた。

「トランプさん、ルビオ候補に、あなたは手が小さいとか言われて、何て答えたと思う?

俺はアソコがデカいから良いんだよ、だって。

大統領がアソコがデカイと、何で良いの?」

娘のアーリンがウンザリしたような顔で、エイミーに訊ねる。

もう、止めようかしら。エイミーは十字架のネックレスを外して小棚に放り込んだ。神の愛人、なんて夫にからかわれるママ。今度は、誰の愛人になるの?

この辺りの田舎町は、右翼、右翼、右翼とは言われているけど、トランプ大統領は、敬虔なクリスチャンとしては、許容できないタイプの言動が多い。

この辺の教会も、大分訪れる人が減ったような気がした。

アメリカは、欧州みたいに、伝統的なカトリックプロテスタントの教会群が、王座を独占している感じではない。

主にプロテスタントの、新興の分派が次々と出てきて、人を集めた。

そういうところをまとめて、リベラル派からは、クリスチャン・カルトみたいな言われ方をした。

 

 


「偉大なるお告げによると」

「お告げって何。お前の妄想か?」

声のデカイ生徒たちが職員室に入ってきた。

遅れた宿題を出しに来たか、テストの点数が悪くて呼び出されたか。

「人間が神に進化したんだよ」

「マジで?神から人間に進化したんじゃないの?」

マジウケル。職員室に忍び笑いが広がった。

頭の悪い生徒の発言は面白い。ただ、それがネタであってくれさえすれば。

「神と人間は、どっちが先にいたんですか」

「どっちでも良いと思うよ」

パーシーは、採点していた化学のテストから顔を上げた。

生徒が出ていくと、パーシーは、周囲の同僚教師から、スゲエ羨ましい、という顔で見られた。

お前、人望あり過ぎ、っていう顔。

田舎の教師は、日陰者だ。

高校生にまでなって、学科に興味を持ってくれる生徒なんて、よっぽどのインテリしかいない、田舎秩序においては。

ヒトのメスの捕まえ方とか、そういうことしか知らない連中ばかり。

それすら知っていればマシなレベル。

そういうことを知らないで問題行動を起こして辞めていく生徒もいた。