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1、このサイトは書き直し中で、文章崩れています

追々直すので少し待ってください。

КГБ future12


ゴールドの術後の傷は回復し、ルシーアのバスケットボール・リーグの休暇シーンズに、メリッサと連れだって街を歩いていた。

ゴールドはますます白くなり、2人はルシア人のカップルにしか見えなかった。

メリッサは錦鯉の入れ墨が入っているから、第一印象はシャレたクラスのネオナチか何かだ。

少し距離を取って、てくてく歩いていた2人は、ジュワニとアネットが、遊歩道のベンチに座ってみいるのを見つけた。

「ジュワニ、あんたの恋人は、白いんだな」

ジュワニは眉を顰めた。心に傷を負ったバスケットボールの英雄、ゴールド。ジュワニは、それが何なのか、分からないでいた。

ゴールドはそばの売店でピロシキを4つ買ってきて、2人に分けた。

「あんたは、俺のことを白いオバケだとか、強迫観念の持ち主だとか言った。

あんたが俺の同類じゃないと言い切れるか?」

「ゴールド、私は亡命するんだよ。卑怯だろう。

私は自分のしていることに、自信がなくなったんだ。

一方的な援助は人を腐らせることがある。そのことについて、専門的に学びたい。私は西側のNGOへ学びに行く」

「ジュワニ、俺にも、全身を漂白した黒人のスタープレイヤーっていう取材の話が来ているんだ。

広告や世論喚起に使いたいから、アメリカに渡ってくれても良いと言われている。メリッサも一緒にだ。そういうのって、どう思う?」

「ゴールド。ジュワニに、そんなこと聞かないで。

彼は、そういう話が嫌いなのよ。あんまりイジメないで」

「アネット、あんたは俺がアメリカで売れると思うか?」

「多分ね。マイケルジャクソンは、唐突に亡くなって、似たような人は出ていないし。彼は、最初で最後なのよ。

彼は、黒人なのに白人の顔にした。

当時の整形の技術は稚拙だったから、あまりサマにならなかったけど、ダンスと歌は最高。

でも人種問題は未だに解決していない。世界中の人が感心を持っているわ」

「私はすぐに戻ってくるよ。私を育てたのはルシーアなんだ。私はルシーアの貧し人たちに尽くしたい」

ジュワニがピロシキを平らげて言った。

「そいつは、良かったな。俺を漂白に駆り立てたのは、ルシーアなのかな。俺には分からないよ」

ゴールドたちが話す間、メリッサは、錦鯉の彫られた長い脚をブラブラさせていた。

ヴォーグの表紙を飾った、入れ墨だらけの姿、あれは何の意味があったのか。

メリッサは昔から錦鯉を入れていたが、見てくれが良かったし、モデル界の代わり種として活躍していた。

ヴォーグは、周囲に乞われるまに出ただけだ。

彼女はかつてのイギリスのスター、デイビットベッカムに影響を受けていた。

サッカー選手を引退後の、彼の全身は入れ墨だらけだった。虐待されている子供たちの痛みを、自身の肌に刻み込み、人々に伝える為に。