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1、このサイトは書き直し中で、文章崩れています

追々直すので少し待ってください。

Trans-Pacific Partnershipって今どうなってるんですか、先生1


イがタイの飲み屋で飲んでいると、褐色の美女が近づいてきた。

店内の多くの目が、彼女に集中していた。何処に座るのかな。俺の側に来ないかな。

「韓国の方ですか」
「そうですが」
「隣、いいですか!」

韓国のショービジネスの海外展開は盛んだった。ポップスから映画まで、各地で流行していた。

クオリティも、変な利権に牛耳られている日本のショービジネスを凌駕していた。

だから、韓国人はイケメン、そういう幻想を持っている人は多かった。ミニスカートから褐色の長い脚を出して、イの隣に座った、カイもその1人だ。。

韓国資本は積極的に世界に売り込みを掛けていた。サムソンや原発、ビルなんかを。

たまに倒壊して物議をかもしたりは、しているが。

それも不完全まままリリースして、フィードバックして直していくという、アメリカのITサービス式、気鋭の姿勢と言えないことは無い。

日本の誇る、100パーセントの安全は確かだが、スピード感が足りず、出し抜かれることはしばしばだ。

というわけで、目の前の韓国人は、大企業のホワイトカラーか、施工管理者辺りか。

身なりは悪くないし、見てくれも悪くなかった。

1時間後、カイは、大変に失望していた。

あのデカい態度、女を見下した物言い。それで、やらしてくれんの?みたいなガザツメンだった。

 

 


2人はレンタル屋で、何となくスパイものを選んだ。アタリか、ハズレか。お約束の38度線。

目の前に展開するのは、アジア面の007だが、イギリス人みたいに無駄に格好つけてない。しっかり辛酸を舐めている、末端工作員の悲哀、好感度の高い作り。

顔の悪さは、頭とキャラでカバー、たまに体で。アジア人には、この戦略しか残されていない。

「絵に描いた餅なんだよ。こんなイケメンは韓国人の1000人に1人もいない」

「でも、たまに誤解してメッセンジャーとか来るじゃん。ブラジル美女とかから」

「俺は、ベトナム戦争で韓国軍兵士がしたことを申し訳ないと思っている。アメ公と一緒に、ゲリラの虐殺やったり、逃げ惑う婦女を凌辱したり」

「そのくらい、チンギスハンが、世界中の戦場でやっただろ。アフリカの部族だって殺しあってる。誰もが、誰かを犯している。それが世界史だよ」

「そんなひどい世界であっても、それでも、韓国人だけは、イケメンじゃないといけないと思わないか」

「お前が、何か読んだものに、かぶれやすいのは知ってる。が、それはアバイ物件だよ。お前、殺されるべ。

俺たちがずっと日本人に何を言ってきたのか、知ってるのか」

「俺はもう、こんなガザツな国柄は、ウンザリなんだよ。ブラック塾に、ブラック企業。とりあえず、徴兵を止めて欲しい」

「徴兵廃止は、多くの人が思っているかもしれない。が、10分でソウルを火の海にする北朝鮮が38度線以北に控えている以上、徴兵廃止は無理だよ」

北朝鮮は、どうやったら消せるんだよ」

「アメリカと中国とロシアがいなくなったら、自然消滅してくれるかもしれん、あと日本と」

「韓国もだろ」

「最後の2国は、余計だよ。その2つは、ちょっとばかし長時間労働の平気な奴隷を抱えつつ、大手のパシリとしてチョロチョロしているだけだよ」

「その大手の意志ってのは、どう動かしたらいいんだ?

人民広場で土下座か?イラクの前線で死んで来ることか?サムソンの商圏を広げ、ユダヤばりの物流支配を確立することか?」

「俺もお前も、ただの高学歴失業者だし、諦めた方が良いよ。

俺たちは、ガザツな地政学的ボットン便所に生まれ、ガザツに使い倒され、ガザツメンとして死んでいく運命にあるんだよ」

 

 

 

 

 

「外人がこんなところで何してるんだよ。エロ本でも読んでるのか」

「何か用。コレ、お前に読めるの」

グエンの手元には日本語の字がビッシリの本。ベスト&ブライテストーベトナムに沈む星条旗ていう本だ。洋モノの翻訳本だ。グエンの英語は高校レベルだ。

「ベストアンド何?はあ何ソレ」

彼は鼻くそをほじってどこかへ行ってしまった。何だアレ、右翼か。

当時、ベ平連が何かしたかは知らない。

日本のベトナム難民は、ほとんどの人は飲んだくれていた。

公営住宅の窓から、立ションしたり、ビールの空き缶を捨てたり。全く住めたモンでないが、爆弾が降ってくるよりマシじゃないの。

戦火から逃れてきた、南ベトナムの人たちが、前向きに生きられるようなモチベーションは、日本には転がっていなかった。

まさに孤島、といった地政学的位置、よって島民の均質性が高く、外国人の扱いを知らない人々。

外人の顔を見ると、ビビッて逃げていくか、追い払うように水を撒くか。

だから俺は変態だ。グエンには、こんな修羅状態こそが、生きる希望につながっていた。

あの長い独立戦争が、俺みたいな頭の可笑しな奴を生み出したのか。当時のグエンはまだ5歳くらい、原初的な恐怖感情しか残っていない。

同胞のバットマナーのせいで、ションベン臭い公営住宅だが、やっと手に入れた安住の地だ。いつかここが、そうなりませんように。