グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

ポリシー:ちきう上からポコラーを絶滅しよう。嫌がらせノー、駄目、絶対。

保育士のサポートをするアルバイトを、大大大大募集「田吾作町役場」2

 

連日放映される、ゾエと韓国の癒着のニュース。

理子たちは、小学校の教室で、ゾエがいつやめるかどうかで賭けをしていた。

一瞬でやめると予測した理子の罰ゲーム。

彼らの予測の中では、一番遠かった。ゾエはけっこう、粘った。

「ウリスト教会に忍び込んで、BB弾を打ってこい」

嘘告白とか、イケメン男子の前で鼻くそをほじれ、とかじゃなくて、よかった。友達の温情的な罰ゲームの内容に、理子は安心した。

とはいえ、出来ればあまり入りたくない。

小学校の側には、ウリスト教会があった。そこは、祈る為の場所じゃなくて、炊き出しの場所だ。

友達とは、肝試しなどに使う。

あそこは、変質者がでるっていう噂だし。

あそこの神父さんは韓国人で、キリスト教の、何か変な派閥で、

他のキリスト教徒からは、認められていないとか、噂があった。

それはレイシストの吹かしかもしれない。だから、噂は永久にグルグルと回った。ああだとか、こうだとか、ああでないとか、こうでないとか。

 

 

「子供たちを、借りる?」

「だって幼稚園、必要でしょう。

子供の生育環境は、力ずくで奪い取らないと生きていかれない時代に突入しているんですよ」

「子供をダシにするってのも、うーん。私、育ち良すぎですか?」

理子の母親は逡巡した。活動家は畳みかけた。

「じゃあ幼稚園はいらない」

「いや、欲しいです」

活動家は、待機児童の家族を、説得して回った。

彼らは、メディアに連絡を入れた。

どちらかというと、左翼系。いや、右翼系か。

少子化対策を叫んでいるのは右翼だ。

どちらでも良い。沢山来れば賑やかしでいい。

「僕たちを追い出さないで」

「地域の資本は、子供と若者」

そういうプラカードで、コッソリ若者にも媚びたりなんかして。

彼ら、彼女たちは、ここまでやりたくなかった。

でも、確かにここはコンクリートジャングルだった。

大切な子供の出産を控えた妊婦ですら、電車で席を譲ってもらえない、殺伐とした空気が世の中を覆っている。

 

 

 

 


教会に忍び込んだ理子は、2人の大人が話をしているのを柱の陰から聞いた。カソックの牧師と、背広の大人。

「冗談じゃないですよ。

ウリスト系チェーンを展開するつもりだったじゃないですか。

保育所のニーズは大きい。顧客をガッツリつかんでおかないといけない」

「でも、韓国人学校と保育所を、較べられてしまって、分が悪いですよ。人々は、韓国人が、日本の子供をないがしろにしていると思ったらしいです」

「とにかく、邪魔してきなさい。幼い子供を人に預けるのは、不道徳です」

「はあ、では、保育所のチェーンというのは?」

「そのくらいの使い分けができないと、口舌の徒は務まりません、いいですか」

牧師はカソックの袖を振った。

「いつまでも使われる身でいたくないなら、考えなさい。

私たちは奴隷の子孫です。

故郷から連れ去られ、使役されることの辛さを知っている。

生れた時から、約束された土地で、ヌクヌクしている人たちとは違うんです」