グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

人に見られたくない話はninjaid2000@gmail.com

Chinese Palestine7

 

「北京のテロに、要人がかかわっているっていうのは本当なのか。

パレスチナ人とかいう落書きは、目くらましだって」

「要人が、何で?クビ切りにでもあったか?」

「北京でクビを切られるとは、死ぬか、失脚するかです。クビを切られるなんて、そんな穏当な表現はありません」

中南海をかき回したいんじゃないですか。誰から聞いたんですか、それ」

「その辺に漂ってる、都市伝説です。

あとは、インターネッツってのです。

具体的な情報源があるわけじゃないですよ。突き止めたいですか」

「突き止めたいわけがないだろう、お前は牛のクソか。俺がしゃべったことも、黙っとけ」

中央役人2の同僚は豹変してどこかへ消えた。

 

 

DNA、収益、犯罪歴、何でも良い。取れるものは取る。情報は宝の山で、各国が競い合うように活用を始めていた。

未来を予想できれば、顧客の欲しいものが分かれば、経済が上向き、ロスが少ない。

各種データを、当局が把握し、人々をコントロールする。

企業がデータを欲しがれば、彼らへ売って、リベートを懐に入れる。

これまでも、土地から鉱山まで、党が全ての資産を独占し、そうして儲けを懐へ入れてきた。

左遷したリウは、あの会議で決定的なことを言った。

あのデータを、人民に公開するべきだと。

人民が戦略的に、当局と同等か、それ以上のデータを元にして、各自、動き出すということ。

独裁政府の存在意義は、資材の集中による効率的な運営と、経済成長にしかなかった。

人々はたびたび民主化を求め、海外にも嘴を挟まれた。データの公開で、優位性を奪われるのは、独裁政府の死を意味する。

リウは朝敵だった。各種データを民主化している欧米では、リウの言うのと、似たような戦略が取られているから、リウのように考える人が、リウ1人とは思えない。

注意が必要だ。

ひとまずリウを追跡して彼らを炙りだし、黙らせるか、黙らなければ、消していかなくてはいけない。

 

 

 

浜田は意外な人からの連絡に驚いた。小学校の時の同級生、高島。

よく宿題をやってもらって、お返しにアイスをおごっていた奴。成績優秀者で、エリート街道をまっしぐら。

「そういう変なところで、実験的なことをするのって、面白そう。

霞が関なんか、規制でガチガチでどうしようもないよ。

霞が関が悪いって言うより、状況自体積んでるし」

「サッパリアイデアが浮かばないよ。

俺はとりあえず、会社に提案して、コンビニのチェーン店を作るために来た。

コンビニを作れば儲かるだろう、これだけ人がいるんだから。

俺は、そろそろコンビニには飽きてるよ。だが、リウってやつが噛んできた。中央をパージされた元役人だよ。

コンビニを使って役所を潰してやるとか、頭のおかしいことを言ってるよ。この独裁国家でだ、日本でも危ないのに、だよ」

「俺は、こんなとんでもない僻地が成功するっていうモデルに興味があるよ。

日本は、地方創生なんて掛け声をかけて、地域興しに、みんな前のめりだが、サッパリ成功していないところが多い。

俺はお前のところで、何かを学びたい」