グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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Chinese Palestine11

 

 


どこかのハッカーが作った、タレコミサイトはよく出るが、当局に治安を乱すと判断されれば、すぐに潰される。

そのタレコミサイト自体が、わずかばかりの自由を装った、当局の情報収集の為のヤラセという噂も多い。

テロの現場と、マッツンが担当しているコンビニは、遠くない。

当時は、コンビニに報道関係者が押し寄せ、在庫が足りないくらい売れた。

「俺はオルドスの役所に潜り込んだよ。潜り込んで何になるか知らないけど、

とりあえずコンビニの出店は許可されたし、オルドスのシステム的な何かにも噛める」

「システム的な何かって何よ」

オルドスへ行った浜田がマッツンに連絡してきた。

「俺がマッツンに話してないことは沢山あるよ。暇が出来たら会おう。

リウっていう、中央役人崩れの、ヤバイヤツと知り合ったとか、霞が関の奴が、こっちに来たとか」

「何よ、その人脈自慢。自慢といえば、そういえば私、この前、清華大学に潜り込んだんだけど、スゴイ」

「それ、世界大学ランキングで東大より上のやつだろ。俺たちみたいなアホに分かるの」

「1回しか行ってない。私は、そこの貧乏学生にご飯とか奢って、あと謝礼も払って、授業内容を易しくした感じのを、教わってるよ。

その人はオルドス出身で、浜田の行ってるところと同じだよ。ザーヒルっていうオッサンだけど」

「そいつはお前の何なの。愛人?」

「たまに出現する露天商だよ。北京の裏路地でゲームとかスマホのパチモンを売ってた。素人が作ったにしては、良くできてて、売れてる。

私たちは、そこで仲良くなった」

「そのパチモンを日本に輸入でもするのか?お前もそろそろコンビニに飽きたって顔してるよな。

中国は、変な商売が多過ぎて、道を踏み外しそうになるよ」

 

 

 

リウがヤバければすなわち、リウとつるんでいる浜田もヤバイということ。

オルドスの資料を求めて役所をうろつく彼らに、「あんた、狙われてるよ」なんて忠告する人はいない。役所の人間は全員中央の犬だ。

何も好き好んでクビになったり、側溝に死体で捨てられたりする人はいない。


「彼は中国政府のデータ独占に反抗した、初めての人間かもしれないが、最後の人間じゃない。リウみたいな奴は、次々と生まれる。

中国人は全員、良心の欠如した悪魔ってわけじゃない。スラムを見て、心を痛める人がいる。

売買される文盲を見て、涙を流す人間がいるだろう。

巷間にも、役所にも、この党の中にも、必ず」

「握りメシでも配っておけばいいじゃないですか」

「今日明日のメシがあっても、不満を持つ奴はいるよ。知能の高い奴は要注意だ。

自分は騙されているのではないか。自分のいるべき場所はスラムではないはずだ。そう考える奴が」

「中国政府は、奨学金出してますよ。だけど、IQ130くらいはないと駄目ですね。IQ120くらいの中途半端な奴は危ないかもしれない」

「倒錯してませんか。小賢しい奴が外をウロついても、高い壁が築いてあれば、誰も入ってこないはずです。世界帝国、グーグルを追い払った金盾のように」

「で、リウは粛清しますか」

「だが、今じゃない。まず手並みを窺おう。

芽の段階で潰したら、この芽がどういう草になり、樹木となるかが、分からない。

この手の犯行は、いつか、私たちの知らないところで発芽して、樹木になるかもしれない。

それをシュミレーションできないようでは、対策は万全とはいえない」