グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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R指定(仮)6


「どうせ結婚願望ネーシ。

俺の戸籍なんか好きに使ってくれていいよ。

日本のこと取材して売りたいんだろ。良いんじゃないの。

逆に、クレアさんがパートナーなら、俺もアメリカ国籍取れる可能性があるってことジャン」

良介は客に気に入られる為には、あまり浅ましそうにしないことだ、と心得ていた。

気が向いたら、お呼び下さい、すぐに飛んでいきます、そういう姿勢。

「兄貴、アメリカで就職できる能力あんの」

「ネーヨ。銀行の奴なんて、他では大して使えないよ。

斜陽感が漂ってるし、俺も何で就職したのか、謎だよ。

もう腰掛けっていうか」

何かウケル。戸籍謄本とか、見たことないしって感じ。何か、ゴチャゴチャ書いてある書類っていえば、履歴書とか、給与明細とか。

「普通に旅行ビザとかで来たんですよね。俺も旅行者と移民の違いとか、知らないんだけど」

「旅行ビザは、期限が限られてるみたいです。

あとは、留学とか、語学学校とか、何かないと駄目です。だけど、そんなお金はないから。リョースケさんに迷惑を掛けてしまって、すみません」

 

 

ミサと理子は、幼馴染だった。

理子の実家へ、何となく遊びに行ったら、大分寂れてた。そりゃ、ウチみたいに引っ越してしまう人がいるからだけど。

ついでに、外人がいたのでビビった。

ついでに、その外人が理子の兄貴と偽装結婚してた。

お前んところ、大丈夫か。

ミサは何かコメントしようとして、やっぱり止めた。

ウチも大分やばかったし。

修羅場なんて、シラフで通せば、つつがなく終わることもある。

いちいち騒ぎ立てる奴はバカだ。

「援交は、日本経済の不透明さから発生した現象なんだよ。

日本の学園天国と、オッサン世界は、隔絶しすぎてる」

「じゃあ男はどうなんの」

「男だって隔絶してるじゃん、バカみたいに先輩の言うことをやるだけ。10年は泥の中を這えとか。視界が悪いから、レールからハズれる恐怖に追われて、天下りポストにたどり着くのに必死だよ」

「最近は、インターネッツで見れるんじゃん。だから、援交は廃れたんじゃん」

エレンはやっぱり、そのネタに関心を示した。

エレンは、ラスト・ベルトのマッチョイズムにウンザリした変な奴。

ソレ、アカンネタやん。ミサは、ヤベーんじゃないの、っていう顔を理子に向けた。

「最近の援交は、貧乏人がやってる。シャレにならないよ」

パパ活とかのほうがいいよね。保護者探しっていうか」

「幼な妻だよ」

「そういうの、男でもできると思うんだけど。金余りの貴婦人とかに、面倒見てもらえると思う」

「貧乏人のことを話すのは止めない。胸が痛くなってくるから」

「で、理子は、どこでオッサン漁りすることにしたの」

「オッサンアサリ」なる日本語は、理子の造語だ。多分。

エレンは、日本語をかじったということは、アジア人が嫌いじゃない。

それって変な趣味だ。

韓流とかなかった頃だ。毛沢東ブルース・リーくらいしか無い。

そのナゾのアジア人好きは、銀行員の兄にも向けられた。

それが、理子には予想外だった

兄は、女っ気が薄く、ガザツだし、エレンのマッチョイズム拒絶センサーに引っかかりそうなものなのに。

っていうか、電話一本で済ませるつもりだった。有給とか取って帰ってくんな。

多分そのうち、「銀行止めたい、エレンさんのそばにいたい」などと言い出し、迷惑だ。失業者がまた1人増える。

「するかどうかは、知らないよ。

世の中、持ってるけど実行しない趣味なんて、腐るほどあるから。ロリコンとか、女装とか。

何か戦争映画とか見てると感動するし。ああいう憧れの総体としてのオッサンだよ」

「で?」

「でって言われると困るけど。

だけど、世の中、そういうタイプばかりじゃないかもしれない。

男で、女の見てくれしか関心無いって奴が、いるじゃん。中身は興味に無いって奴。

だから、それは女にもいる。

中身は興味ないって奴。それはそれで、仕方ないじゃん。興味ないのものは、興味ないんだから。

それをいちいちATM化とか言っても、お前もツラで選んでるんだから、勝手にバーターしてればいいじゃん」

「昔の日本だと、そういう人の方が結婚に向いてたよ。100パーセント、男っぽい男、女っぽい女っていう。互いに干渉しない。

オッサンはオッサン同士でつるみ、オバサンはオバサン同士でつるむ。

下手に恋愛に真面目だと、不倫に走ったり」


「よくある恋愛神話で、生まれつきの人は全員、半分は男で、半分は女。だから自分の半身を求めて生きるとかいうの。

そのまま大人になって、半分は男でいて、半分は女でいたい、と言う人は、独身でいた方がコスパ高い。

男とか女とかいう役割を押し付けられなくて済むし」

 

 

 

海外の多くの金持ちは、有刺鉄線を張り、コミュニティ自体を買い取って、ヨソ者を追い出す。

ただ村社会っていうのは、狭い地域で完結しているっていうことだから、それって有刺鉄線でヨソ者を追い出してるのと、大して変わらないんだけど。

村が、あまりに狭いと、アイツが何した、コレした、とか、噂が出回って面倒くさいし。

少し目立つ人は、芸能人にパパラッチがついて鬱陶しいのと似た状態になる。

ギャラリーのマナーが暴走すると、芸能人は潰される。

そして他人を公開処刑して喜ぶ、低能が増殖したり。