グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

ご用件ははninjaid2000@gmail.com規約はGmaiにl準じます

R指定(仮)8


ミサの弟の正人は、A商店街のキャンペーンで金が貰えるみたいなので、ウサギのキグルミを被っていた。

あんまりキツイの駄目なのよ、俺。ヘタレだから。バイトを3回クビになった正真正銘の駄目。

アレやって、コレやって、出来ないの、あっそう、じゃ、次の人、どうぞ、みたいな。それに、人怖いし。

「そのキグルミ、暑くない?」

「別に。俺はツラに自信がないですから」

「ふんならウチらが、マサマサの良いところを、宣伝して回ってあげようか」

最近、ミサは、覆面調査の腕に自信を持ち、宣伝屋の仕事に酔っていた。

こんなの本当に卒論として受け取ってもらえるかどうかは、ナゾだ。

例のテレクラ社会学者とは、100くらい知能違うんだし。

正人は良い大学へ行くくらいの頭はあったが、バイト不適正で、就職には早くも暗雲。

「お姉さんたち、どうせ俺のチンコが小さいとか、そういうこと言うだろうから、いいです、止めて下さい」

「お前、人間不信だよ。煮詰まって、変なことするなよ」

身の回りの女はこんなんばかりだし、男と言えば、白人ギャルを連れた銀行員がいた。

またもや強敵の出現だ。

これまた偽装結婚というチート。

金で女子高生を買いあさった親父の次に出た怪獣。

だけど、奴らを見ていると、人生って運じゃないか。

それが、絶対に負けるゲームとは言い切れない。

 

 

 

「マサマサ、被りもの取って」

「ライダー・キック」

正人は、通行人のイジリにヘラヘラできるほどプライドが低くないのが、決定的に痛かった。

受験勉強では負けたことが無い、中途半端に知能が高い奴。

くそう。金もらったらサッサとトンヅラするさ。

別にここは俺のフィールじゃないし。

秋葉原にでもいけば、ヘタレ男の聖地が待ってる。

でも、メイド喫茶に入り浸る、その金をどうやって稼ぐんだよ。

あの援交オヤジにたかるのか。

正人の父親は、過去の援交ネタを持ちだせば、ほとんど打ち出の小槌みたいになっていた。

それでポルシェ買ったりとか、そんな極悪なことはしてないけど。

秋葉原は、臭い男の聖地みたいになってるけど、アレはアレで、勝ち組なんだよ。

臭くても、金で女を買えるんだから。女にモテなくても、そんだけ、仕事の腕はある。

彼らは、援交オヤジの正統な後継者だった。

ま、次の世代にバブルは待っていないから、そんなDNAじゃ生きていけないんで、勝手にくたばった方が良いと思うけどね。

 

 


十六茶、上げるよ」

「暑くないかね。ウチでサボっていくかね」

通行人には、親切な奴もいた。

しかし、この手の補助金乞食サークルが、コスト・センターになり、回り回って、

俺たちのキツイ労働条件になっている、と言う噂もあり、どうなのか。

コレで全員が乞食サークルに潜り込もうと考えたら、それはそれで日本崩壊するで。


正人は、援交オヤジから、たまに小銭を巻き上げたりするものの、

そんな金があったら俺に女を買えよ、とは放言できないから、黙って負け犬をやるしかない。

姉貴に風俗でも行けば、などと言われるのはチンケなプライドが許せない。

風俗、いいんだけど、別に。

もちろん、身バレは嫌だから、知らないところで行くのが吉。知らないところって、どこだよ。それはそれでボッタクリが怖いやん。

 

 

 

「理子さんのところのお兄さん、綺麗なギャル連れてるやん。紹介して」

ハア、もうこの手の汚い奴は俺は大嫌いなんだよ。

お前がお前でナンパしろ。バーカ。お前のスペックじゃ撃沈だ。

良介は、キッカケは、偽装結婚かも知れないが、都市銀行に就職できるだけの、デキル奴っぽさはあった。

帰り際に、一度会っただけなんだけど。