グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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IMF case1


嘘歴2017年。

EUに加わりたい、という案は、ボリビアで唐突に出た。それは、周辺各国へ広がった。

兼ねてから、南米に多い要素。

犯罪率の高さ、通貨が安定しないこと、軍事政権と共産ゲリラの死闘の爪痕。

納税意識の低さや、人々が貧しく、公営部門がマトモに機能しないこと。

財政難による、過度な民営化の反動。ポピュリズムに支えられた左翼政権とその退陣など。

EUには、その正反対のものが揃っていた。

EUと欧州の縁は少なくない。公用語は、スペイン語ポルトガル語。クリスチャン人口の多さ。

南米は欧州からの移民がエスタブリッシュメントに多く、ヨーロッパリーグにサッカー選手を送り込んでいる。

ホラ、イギリスがEUから脱退したし。

もしアメリカがモンロー主義を取り、南米を手放すなら、新しいパートナーが必要だ。

南米はかつてアメリカの横暴への反感から、左翼政権が乱立した時期もあった。

 

 

 

南米はこれだけ面積があっても、イギリスには逆立ちしてもなれない。007もいなければ、7つの海を支配した経験もない。

南米がEUに教えられることだって、少しはある。人種の融和と、サッカーの強さだ。サッカーについては互角か、やや劣勢なんだが、ブラジルがワールドカップの優勝候補に上がらなかった年は無い。

人種が融和しているから、現在の惨状を招いているのだ、などと逆捩じを食らう程、ずっと南米は自由な土地ではなかった。

スペインの侵略、現地民の虐殺、黒人奴隷の流入、アメリカの裏庭化。

南米のマシなところは、それを別に誰のせいにもしないことだ。

いつまでだっても戦争被害を言い立てる地域とは違う。

クレーマーイスラムよりいいじゃん、という意見も欧州に無いことは無い。

文句の多い陰気なイスラム移民の代わりに、文化的に共通点の多い、陽気な南米人に働いてもらったらどうか。