グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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Spaghetti code4

 


「法律とかあんまりつくりたくないんだよねー、僕ちん」

マーは言った。酒に弱いのか、呂律が回っていない。

2人は現在、2という数字で結ばれている。

OH沢の党は、国会で2議席しかない。マーは13億人の中国を掌握する党の2番手の人間だ。

だから彼らが知り合ったのは、もちろん、OH沢が転落する以前、日本の政界のトップにあった頃だ。

「作ることは作るんですが、どうとでも解釈できる玉虫色の言い方を混ぜます。

曖昧な文言は、判例や学説といったもので変わってきます。

ですから、一見、ヨサゲに見えても、ヨサゲとは限りません。

例えば、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

という日本国憲法25条はどうか。こんな文言は、どの憲法にも入っていると思いますが、一向に実現する気配はないし

それで国が訴えられた例は過小です。

それで100人中90人は騙せます。残りの10人の対処は、また法律や学説を複雑化するなどして、崖の下に突き落とす。

そうやって楯突く人間を、ふるい落としていきます」

「それで中国が、一人前の法治国家として認められるようになると?」

「そんな感じです」

こんなイソ弁ネタ、最近日陰という噂のマーの、総書記に一矢報いる戦力になるかどうか。

「しかしウチは、裁判とか適当だし、いちいち判例とか市民に見せるシステムにしてないから、どうでもいいんだよねー」

だから何、その語尾のばし。このマーは、偽物なのかもしれない、とOH沢は思った。

それは必ずしも、OH沢への不誠実を表さない。

中国は、誰が誰を監視しているのか分からない社会だった。後釜を狙う部下か、お行儀の悪いメンバーを入れ替えたいボスか。

要人が勝手に外人に会うのは危険だ。

「それはそうなんですが、お宅に1人、歴代、中国人で唯一の、ノーベル平和賞受賞者が要るでしょう」

 

 


間延びしていたマーが、OH沢を睨みつけた。おっと。

偽歴2007年の、劉暁波ノーベル平和賞受賞は寝耳に水だった。

またもや、恥さらし。政治的、あまりに政治的。

これで中国とノルウェーとの国交は、一時、断絶していた。

劉暁波の作ったのは、新しい憲法だ。

この手の民主活動家の当局の扱いは、亡命、投獄、暗殺、などの方法があった。

亡命先で未だに民主化運動をしているのか、黙ることを条件に生存を許されているのか。

世界に独裁国家は少ない。ことにGDP世界2位の「先進国」では。

え、独裁、それはあかんでしょう。何とかしないと。とか、海外で騒がれるのは、得策ではない。

先進国は中国が台頭しすぎると、こうやってチクチクと牽制するのが習い性だった。チベットしかり、民主化しかり。

ライバルはひしめいていた。地球は優しい世界じゃない。

人民を労働機械とし、総力を結集して世界帝国にせんとする野心の塊、コレが海外勢から見た中国のダークサイド。

食うか食われるかの修羅場は、ソ連の崩壊に伴う民主化ブームで、一旦覆ったように見えたが、最近また領土荒らしが増えてきた。

中国人のせいで失業した人は少なくない。

本当なら、日本のようにイジメ倒して潰してしまいたいが、中国はしたたかだし、潰した時の反動が怖い。

潰した拍子に誰かが核ボタンを押し間違えて、日本に飛んできて日本終わるとか。中国の核は、北朝鮮みたいにヘボくない、マジモン。

宇宙センターを作ったり、アメリカのF22戦闘機を完コピしたとかの噂も流れた。まだヘッポコらしいが、中国の進行速度はタダものじゃない。

逆に、お、奴隷多いやん、使っとけ、って勢力も多かった。

だから人々の中国評は、どっちにでもスイングした。