グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

ポリシー:ちきう上からポコラーを絶滅しよう。嫌がらせノー、駄目、絶対。

Spaghetti code10


チベットは、中央アジア一帯の、全ての土地を奪われた人たちの聖地の1つだった。いわば。西にイスラエルパレスチナがあれば、東にチベットがあった。

ことにハートランド辺境の民族は辛酸を舐めた。

太古の昔から、住処の奪い合いなんて、当たり前だった。人は野蛮だ。

誰かが地元で何か都合が悪くなれば、他人のところへ占拠きて、現地民を処分した。

どれだけ泣いても誰も相手にしてくれないケースもあるし、

大物がバックについて、悲劇の民族みたいに持ち上げられるケースもあった。

高宮とチンカス・ライター2(仮名、マッピーさん)は、便宜上、一緒に行動するようになったが、未だに相手の本名を聞きだしていない。どんだけ胡散臭いの、私たち。

今日の取材相手は、東京の大久保で不動産屋をやっているインド人だった。インドも、シャレにならない汚職がはびこっていて、法体系の全貌は明らかでない。

例の華僑も尻尾を巻いて逃げるという、多くの無法地帯を生きぬいた、得体のしれない実力派商人たち。

高宮は、何を考えているか分からない、日本語が堪能なオッサンの前で、かなり小童感を感じた。マッピーさんは、平然とヘラヘラしているので負けた気がした。

「中国は外人への土地売りは禁止です。それが、良いのか、悪いのかは、知らないんですが」

「悪手じゃないですか?それで庶民の小銭稼ぎができなくなっても?」

「永住権とか、日本国籍を持っている人にしたらいい。転売屋には噛ませない」

「リゾート地で外人に土地貸してブイブイ言わせてるところもありますけど、ケツモチは英連邦でしょう。

日本は英連邦に入れて貰ったらどうでしょうか。

日本のオッサンは自分がつまらない地上げや談合で札束をバラまいておいて、敵わない相手が出てくるとユダ金がどうとか、被害妄想激しいですよ。

日本の水源地だって、外国籍の人には売りません、エンド、でいいのに、

脇の甘いところを見せておいて、そのくせ反中を煽る。

お前が鍵閉めないのに他人を盗賊呼ばわりとか、日本の右翼は、反中煽って中国に金、貰ってるんじゃないですか」

「その手の売買に、日本の人を噛ませる手法はあるけど、そのやり口なら、暴力団フロント企業には目を光らせる癖に、そっちは手すきだったり。

日本はほとんど侵略を受けた経験が無いし、真面目に土地について考えたことが無いでしょう。

普通、オリンピックは都市計画の刷新に使います。

それがただの土建屋の入札合戦と地上げ祭りになってるし。

三国人鎮圧とかいって、銀座で戦車転がして、コックピットで手を振るのがイケてると思ってる」

 

 

 

チョウは、地上げで土地を失ったのを機に、ある企業へ就職し、以前より良い生活をしていた。

そんな彼の元に、当局の使いが訪れるのは当然だった。

当局は、折り菓子の箱の中に、シリカゲルに見せかけた小型盗聴器を入れていたが、どうも農民たちの反応は好ましくない。

貰えるものは貰っておいて、手のひらを返す、特に珍しい行動様式ではなかった。仕方がない。

あれで人々の舌鋒が、マイルドになることを願うしかない。誠意は、全く見せないよりは、見せておいた方が良い。

ささいなことだが、意外と人の心理に影響を及ぼす。

報復で、当局を竹の子剥ぎしてやろうというむき出しの憎悪が、冷静な金勘定レベルに低下する。

「チョウさん、土地を奪われた農民代表として、証人になりませんか。当局は、あなたに、多くの便宜を図ることができます。よりランクの高い企業への斡旋も可能です。

お望みのことを、何でもおっしゃってください」

「ですが、陪審はどうして選ぶのですか」

「今考えているところでは、影響力のあるブロガーなどから選ばざるを得ません。どういう選び方をしても、恣意的だと詰られるリスクがあるし、

逆に人権活動家に牛耳られて、取り返しのつかない判決がでたらお終いです」

「賢いブロガーなら、中国の経済発展のカラクリを知って、当局を困らせる判決は出さないと」

「そう、彼らは人民の代表で、かつ当局の事情を理解しています」