グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

ポリシー:ちきう上からポコラーを絶滅しよう。嫌がらせノー、駄目、絶対。

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どこかのショボイ地域に、ショボい国営工場があった。どうだろう、今時国営工業なんて、レアだろうか。中国辺りにしか、無いんじゃない。

産めよ増やせよ殖産工業」

汚い壁にスローガンが張ってあった。役人が貼って行った奴だ、多分。

役人以外に、こんなくだらないスローガンを貼る奴はいない。人口政策ですら国営ということだ。

現代史オタク工員1は思った。現政権は、歴史を知らないんだな。

だから、いつまでたっても最貧国で、国債がしょっちゅう飛び、ハイパーインフレで人が死ぬ。

オタク工員1は、ため息をつく。俺しか知らないスローガンの裏。コレは、第二次世界大戦戦中の日本のパクリだ。

日本はこのあと、増えすぎて食えなくなった人口を抱えて、アメリカ領ハワイの真珠湾に突撃して、大国連中から死刑宣告されて死んだ。

だが、近代世界で初めて、白人の植民政策に刃向い、カミカゼ・ファイターを飛ばして、散華した。そういう負け犬世界の伝説は、叩けば叩くほど増えていく。

しかし、役人連中は怠慢で、知らなかった。

敗戦後、アメリカの反共政策の下での日本の経済成長は、神風だ。ソ連共産主義を潰す為に、猛烈に働く日本人を利用した。

アメリカは気前よく、日本へ技術を分けて上げた。戦前のロートル軍隊だった日本を、完全に叩きのめした、神の技術を。

だから、神風は全ての場所には吹かない。日本にしか、吹かない。

そのかわりしきりに震災が起こるから、運が良いか悪いかはトントンだった。

日本の神風は止まって久しい。トランプ・ゲームはどこかに神風を吹かせるつもりか、主に、アメリカに。もしかしたら、旧宗主国のイギリスに。

異教の地、アメリカには神風が吹くのか。救世主のモーゼは河を割るが、聖書では、神風が起きるとどうなったんだっけ。

 

 

 

トランプ・ゲームは、いろいろ最強だった。切れる札は腐るほどあった。トランプなんだか花札なんだか、わからないくらい。

「有能人材返してあげます」

ありがとうございます。ただ、返してあげるって言われても。技術はくれんのやろ。

「いえ、留学はいつでも受け入れてます。ただ就職先はないです」

何ソレ。ボーナスやん、お前は聖人か。トランプ・ゲームでは、大当たりすることもあれば、大当たりに見せかけたスカ手もあった。

留学した良人材は、だいたい帰ってきてくれなくて、その留学費用とか、全額が、こっちの持ち出しだった。いつもそうだった。

先進国は良いところばかり攫って行く。知財時代の、新しい植民地とでもいうのか。

だけど、コッチもコネやノウハウは欲しいから、文句言えないし。世界に、タダで売ってるモノなんか無い。

それは先進国だって血まみれになって獲得してきたノウハウだった。そう易々と盗むわけにはいかない。

戻ってきて、現地でビジネスやったりする人もいるけど、

だいたい二重国籍かどうかは知らないが、どっちの人間なのか分からない行動パタンを取ったりすることも多かった。

そして現地の純粋培養の山猿には、少し不満が貯まった。持ちつ、持たれつ。

「はあ、だけどアイツら、喜んでないよ。

モノホンの統治論やマネジメントを学んできた、良人事が増えてどうするよ。あんな汚職まみれの無能、早々にクビが飛ぶだけだから」

 

 

「ハア、毛沢東の人口抑制っていうのは、意外なところでバックしてきたね。行き過ぎるとロシアみたいに過疎るけど」

共産主義は人口減るんですか。

経済で失敗して、大量死っていうのは、ありがちだけど。

ロシアは資源のボーナスがあるのに」

「何か、やる気なくなるんじゃないですか」

少子高齢化は、全く不明な論点だった。世界は高齢化に悩んだことが無い。

老人は衰弱したら自然に死んでいたから、それはそれで人道的だからだ。

日本みたいなターミナル・ケアの下手な国では、ことにその弊害は大きい。

長く臥せって、床擦れで苦しんでいたり、誰も面倒を見たがらない人まで生かしておく。

マザーテレサは聖人かもしれないが、自己顕示意欲の強い人で、豪華ジェットで移動していたなどの伝説も残っている。

ただインドの野戦病院に、過剰な医療設備はないから、人々は聖母たちに手を取られて、自然死することが可能だった。