グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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エルサレムの子供店長1

 

パレスチンナ人とユダヤ人が整列していた。変な光景だ。変過ぎた。

イスラエル徴兵制度だが、パレスチナ人は入れない。向こうも入ってこない。

その辺からして話はややこしかった。

「ここが満員電車なことは、みなさん実感されていると思います」
「そっちが入植してくるから、仕方がないだろ」
「戦地復興で、1000階建てのビルを建てます。仕方がないので当面、余剰人員はそこに住んでもらいます。

住人の就労は追々考えますが、当面、配給などを行います。全部うちの技術で。もう一度言います。全部うちの技術で」

パレスチナ人が技術なんか蓄積できない状態に追い詰めたのは、お前だよ」

「周辺のアラブ諸国は、あんまり争いとか止める気ないし、仕事する気もないですから、やる気出せば儲かりますよ。

昔の日本とか、今のドイツみたいになります」

お前けっこう面白いな、と現場にいた全ての人が思った。

さすがのイスラエルでも、ホロコーストから1世紀がたち、ナチスジョークは解禁されたのか。

別にナチスじゃないじゃん。

彼はただ、ドイツみたいだ、と言っただけだ。

ドイツとイスラエルは、仲が良いという情報が流れていることが多い。ベルリンとイスラエルフィルハーモニー交響楽団が共演したとか。

 

 

イスラエルパレスチナ

何か利権の臭いがするでしょう。だって大人だからしょうがないです。

利権と無縁に生きている大人は珍しい。

子供店長を置きましょう。

ハア?

ユダヤ人が狡猾だということは、全てのパレスチナ人が知っていた。

だいたいその子供の親が何らかの利権に取り込まれてるから、子供の教育の権利がどうのこうの、さんざんモメごとになるんじゃないのか。

世界が、大人ばかりだったら、自己責任で誰も同情しないし、不平等は放置される。


だが、アラブ人にとって、子供って何なのか。深く考えたことが無い。

かつては、パレスチナの領土を守る小さな兵士。別にそうやって育てたわけじゃない。彼らは勝手に小さな兵士に育った。

 

「だけど、店長っていうの、何の店なんですか」
「やっぱり不動産なんじゃないですか。結局俺たちの諍いは、そういう原始的なレベルなんだし」

ドラクエみたいに武器屋のオッサン子供にしたら」
「ハイハイ自動小銃は回収しますから。どうせ北朝鮮とかイランとか変なの魔改造して使ってるんでしょう」
「それでユダヤ警察だけが持つってわけね」
「警察の人員を半分パレスチナ人にしたらいいじゃないですか。アメリカ流のアファーマティブ・アクションとか半周遅れで採用して」

 

子供店長って何なんですか。トヨタのパクリですか。

トヨタといえばレクサス、かどうかは知らないが、レクサスとオリーブの木っていう本は、何で流行ったんですか。

「純粋に人材が欲しいというメッセージじゃないか。

イスラエルは人種差別はしない。ただ迷惑人間が嫌いなだけだ」

ユダヤ人の右派も入植とかやってたから、どっちが迷惑人間だか分からないですけど。

だいたい1000階のビルで解決するなら、何やってたんだと思いませんか」

「不動産も、あんまり治安悪いと収益が成り立たないし、みんな面倒くさかったんじゃないですか」

「国際募金詐欺じゃないの」

「募金なんかやってないよ。だが、何らかの力や金が動いていたことは事実なんだろう。

パレスチナ紛争で、得した奴がいて、損した奴がいて、あああ、あまり深く追求したくない。

今更しても、無駄だ。史家にでも任せよう。闇に葬られる気配も強いけど」