どうでもいい

言及先、リンク先と私には関係がありません。 結果的に関係が生じても責任を持ちませんが、そこまで影響力がないんで気にしないで下さい。

エルサレムの子供店長6


「最近お父さんとお母さんがケンカをしました。

僕がメッセンジャーをやっています。

ベランダでチューリップを育てています」

子供店長3は、SNSの下書きを見せた。

「このくらいでよくない?」

ベランダでチューリップ、育ててみたいな、オランダ人みたいにか?
「大人が作ったテンプレっぽいじゃん」

「テンプレっていうか、前半部分はダークサイドだろ」

「そんなことないよ」

「親の事情に気を遣い過ぎる、アダルトチルドレンの臭いがするよ」

ソレは考え過ぎだろ。初めに「最近」って書いてある、いつもケンカしてるとは書いてない。

 

「だけど、子供なんか猿だよ」

子供店長3は、ため息をついた。そう、ぼくは猿だよ。だいたいこういところに出てくる子供は、気苦労が多い。

出身地が違うとか、性格が変わってるとかいって、周りから浮いたり、

きっと周りに溶け込み過ぎていたら、いちいちこんなところには出てこない。


「だったら、ガンダムになりたいとか007になりたいとか、そういう猿を出すの?

ミニマリストの子供だっているだろ。
だから、このベランダでチューリップは不自然じゃないよ。
彼の中では偶然、チューリップがマイブームだったんだよ。卒業アルバムの言葉なんてその程度だよ」

ユダヤ人はミニマリストだと、世界には思って貰わないと困るじゃん。

世界征服を企んでいるとか、風評被害多過ぎだし」

ふうひょうひがい。僕がこの人に裏金を貰ってるとか、ソレで親戚の借金を返しているとかいう噂みたいなことか。

日本の小学校の子供とかがよく、朝顔とかチューリップを育てている。

例えば、子供店長3はこう書いた以上、帰り道に、マーケットでチューリップを探して買って帰らないといけない気がした。

赤でも黄色でも、一番最初に、目についたのを。

ユダヤは変な教育が多いから、いいんですよ」

「変な教育ですか」

ユダヤ教には、トーラーとか、腐るほどの文献があった。部外者にはどうでもいいが、その多くがユダヤ人の1人1人にサバイバルを呼び掛けているのだという。

表面的には何をしていようとも構わない。

銀行員をしようと、ベランダでチューリップを育てようと。

「1日5回の礼拝を欠かすなとか、豚肉を食うなとか、生活規範のイスラム教とは、違いが際立つだろう」

ユダヤ教にも、豚肉を食うな、みたいな規定はあった気がするけど?」

「気がするけど?」

「エッ、何で僕を不信者みたいな目でみるの?子供だよ?

だいたい、気がするけど?のあとを、5さんは知ってるの?」

 

 


「トランプホテル高いじゃないですか。パレスチナ人は金欠だし、ユダヤ人は無駄遣いしない。知ってるでしょう」

「観光客用に、一個くらい置いとけよ。信心深い金持ちは多い。3宗教の聖地となったら尚更だ」

「歴史的建造物の周辺に、トランプホテルみたいな近代的建物は無いんですよ。そういのを建てると、観光地としての価値が落ちるから」

そうだっけかな、リゾート地が多かったけっかな。

トランプホテルは、造形に凝っているから、歴史的建造物と調和しないってこたないと思うけど。

だけど、ユダヤ人1は、そこまで景観にもトランプホテルの分布にも、詳しくなかった。

「ならバベルの塔みたいなの作るか」

「崩れるんですか」

「俺の前であんまりそういうことを言うなよ」
「言ったの大統領じゃないですか」
「お前らも一蓮托生なんだよ」

大統領とイスラエルミッシングリンク

子供には理解できない話だ。

大統領と店長は会わせちゃいけない。どっちがどっちを怖がっているかは、不明だけど。

 

 

子供店長が、トランプホテルにお泊り」

こんなのやりたいんですか。本当に。誰が?

大統領か?イスラエルか?

だいたい、子供店長の役割が分からないじゃないですか。トランプホテルに行って、どうするの。

予測される感想のテンプレ。

1、金持ちは怪しからんと思いました。

1、おもてなしの精神に感心しました。

1、大統領の商魂には感心しました。

「だから親善大使ですよ」

ユダヤ人とパレスチナ人の和平を世界にPRし、俺たちは猿ではないんだと。

だから目立ちそうなところなら、どこへでも顔を出す。

 

「子供の頃、初めてホテルにとまるときって、ウキウキするよね?」

ソレが、家族と一緒でも、合宿でも、1人でもだ。

「受験のときとか?」

「でも僕はもう仕事で10回以上、泊まったんだよ」

「飽きた?」

知らないところに泊まるのは、毎回ワクワクする、どうしてだろう。

「だけど、寒くて死にそうな時に、シャワーで水しか出なかったり、トイレが壊滅していたり、ってこともあるんだよ、世の中」