グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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ガスミが席6

 

スペシャル同窓会をやるよ☆☆☆各自、休みを取るように」

この怪文を回した主は不明だった。SNSだと送り主がバレるし、葉書で送り主には変な事務所が書いてあった。

霞が関1は、トイレに入り、自称コンサルに電話を掛けた。

「送ったのお前じゃないの」

「俺はそんな暇じゃないし」

「今時、同窓会とか、やってること自体が年寄り臭いだろ。暇人の巣窟じゃん」

「河原でバーベキューとか、ヤンキーじゃないんだよ」

霞が関は自称コンサル(公安疑惑)とのケータイ通話を切った。同窓会で有休なんて、通るわけがない。

フーン、ホニャ高のホニャ期生か。

部長は困った顔をした。ホニャ高生は、上の方にもいるって顔だ。

「ホニャ期生が同窓会があるから、有給使って休むっていってます」

「何だソレ、クーデターかよ」

ホニャ期生なんて、俺の在学時にはいない、10年くらい後だ。

「許可出す代わりに、俺も行っていい。OBだし」

「聞いてみたらどうですか、この事務所に」

はい、お電話ありがとうございます、同窓会委員会です。

「っていうかコレ、新手の詐欺じゃないの。コールセンターなんだよ。普通、事務局とかあったとして、常時受け付けなんかいないよ。こんなの考える人は、暇人だ。クラスの中心になるようなタイプは、だいたい出世してるから忙しいだろ」

「誰が首謀者なのか、分かってないんですよ。名簿屋の悪戯ですか」

注文の多い料理店みたいになってるんじゃないのか。行ったら身ぐるみはがされるんだよ」

「俺たちまだ駆け出しだし、食うところないだろ。六本木ヒルズのビリオネアとかじゃないんだし」

 

 

河原に集まった面子は、増えていた。何コレ、部外者がいるんでないの、ってくらい。

だけど、全員、顔見知りなんだから、いくらなんでも部外者がいたらバレる。

「コレ、人肉なの」

「食えばわかるだろ。普通の牛肉だし、鳥肉だよ」

「河原っていうチョイスが絶妙じゃん。まず集音マイクとかついてないだろ」

「俺たちはコレといって、集音マイクで聞かれるようなことは、話してないよ」

「だけど、外部に漏れて欲しくない情報を持ってる人自体は、多いよ」

「例えば料亭の陰謀があったとして、俺たちがヨタを飛ばして、メディアに流せる情報なんか何1つ出てこないだろ。共謀してるわけじゃない」

「料亭は、そういうことをしないから続いてるんじゃん」

「料亭の席が同窓会で取れるかよ。広さが足りないし、あんなの政財界のヒヒ爺さんの予約で埋まってるよ」

「ホニャ校なら取れるんじゃないの。政界にOBもいるし。分室にすると、席の入れ替えが面倒臭いけど」

「だかからソレがヒヒ爺さんに筒抜けかもしれないだろ」

 

 

「河原でBBQか。有意義な有休のとり方だな。景気に1ミリも貢献しない」

「肉は高いの買いましたよ、買いだしの人が、そう言ってたから」

有休のススメは、空き時間に観光地に行ったり、っていうのを想定したらしいが、

終日の仕事で、疲れて泥のように寝てるかもしれない。もしくは、キャリア・アップを目指してパソコンの前に張り付いて情報収集してるかもしれない。

ソレはソレでいいんでないの、疲れたら休息は必要だ。

「埼玉くんだりまで。ご苦労様だよ。今度は家族同伴にしたら」

「逆に荒れますよ」

「そうか?欧米のパーティーと同じじゃん」

アレはアレで、大変だろ。PTAで変な雰囲気になるのと同じだ。

そうでもないだろ、同性同士の方が面倒臭くないか。

「東京の河原なんて、ホームレスのブルーシートとか、とか客船とかあるからバーベキューなんかできないですよ」

「東京に河原、あるの。ほとんどコンクリで固めてないか。上野公園とかでいいじゃん」

「公園は、バーベキュー禁止でないの」

 


「何、話したか聞きたいって、上の人が言ってます」

「ハア、覚えてないですよ。上はそんなにヒマなんですか」

「次から集音マイクつけてけよ」

「ソレはヤバイでしょう、逆に。プライバシーの侵害とかで、誰かが訴えてきたら負けますよ」

「録音したことを、バレなければいいだろ」

「だけど、もうないですよ、アレ。誰か幹事したのかも分かってないし」

「ソコがあやしいだろ、反社勢力とか部外者だったらどうするんだよ」

「逆に埼玉の河原の何が気になるんですか?」