グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

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拉致被害者を奪還せよ5

 

北村たちにとって、家族の行方と、北朝鮮の行方は、別事象だが、何も知らないよりマシだ。呼ばれたものには行く。

誘われた町山は断った。何だ、このオッサンは、1人で行くのが、心細いのか。家族会の他のメンバーとつるめばいい。

「家族会は微妙なんですよ。何か荒らしてる人とかいるし。そうでなければ、311の被害者の会なんて行きません」

「さすがに無関係の人は入れないですよ、防衛相に」

「僕の配偶者ってことにします」

「嫌なんですけど」

「興味ないですか、北朝鮮情勢」

北村は必死になって食い下がった。そんな胡散臭いものに、今時の女性が興味が、あるわけないよ。

「1人で行くのが怖いなら、ついていきますよ」

それで意外と優しい町山さんと一緒に、北村は傍聴席みたいなところに加わっていた。


「中国も面倒臭くなってきたんじゃないですか。中国は身内に爆弾が多過ぎて、国境の東サイドを戦場にしたくない。

北朝鮮は何をするか分からないから、金一族のオイタが中国に飛び火して、何かの勢いで内戦になったりしないとも限らない。

6か国で平定して、丸く収める方が得だ」

北朝鮮は既に、中国の領土じゃないんですか」

北村は防衛相なんか、入ったことも見たことも無かった。

交わされている会話の、少しは分かる。

あれから多くの資料を漁って、少しでも情勢を理解しようとしたせいか。

「日本が無駄に支援米とか送って、攪乱してるだろ」

「支援米なんて大したことないだろう。あそこはレアメタルポンコツの武器を、ブラック・マーケットで売って金を入れてる」

「中国が叩くと、後始末に雰囲気が悪くなるだろう。アメリカが金王朝を潰して、中国が接収したらいいじゃないか」

ここにいる人の多くが、レガシーの人たちではない、どちらかというと急ごしらえで作った班みたいなものだった。

それに、ここで吹かれていることの何1つ確定情報じゃなかった。

北朝鮮情勢の行方なんて、日本に決定権がないし、どうでもよかった。

どこかに接収されるなら、正面玄関から拉致被害者を返して下さいと言う。

中国は北朝鮮みたいなチンピラ国家じゃない、拉致被害者なんて簡単に返してくれるだろう。

現に中国残留孤児は、日本へ帰国している。

 


「日本独自の第二自衛隊って何ですか。ただ適当な装備で、特攻してこいってことだろ」

「戦中の領土が小さい版だよ。だけど拉致被害者を取り戻すなんてのは、適任じゃないか。

どこを爆撃するでもなく、侵略もしない、そういうことに大国の許可なんかいらない」

第二自衛隊は、特攻隊に、酋長を載せるかどうかでモメていた

彼はもう年だ。空中の乱気流に耐えられないし、動体視力も落ちてるだろう。

「将校レベルは、乗らないよ。空軍幕僚長にして新星政治家が、乗るわけがない」

「エース・パイロットの仕事は、他にないだろ」

「コレは特攻じゃないよ、拉致被害者を取り戻すんだよ。

敵を避けて、正確な場所へ降り、ターゲットを取り戻してこないといけない」

海兵隊か、ソレ。海上ルートで接近して、上陸するんだろ。空軍である必要があるか」

「空兵隊じゃないの、空挺部隊っていうの。ビランディンを暗殺した部隊だよ」

そういう演習はアメリカと連携してないと出来ないかもしれないし、最近は環太平洋諸国で合同演習はやっていた。

それも北朝鮮情勢の行方で各国が対立すれば、しばらくオシャカだ。

 

 

アメリカは拡大し続ける軍備を縮小したかった。東アジアのラインを、日本に負担させようとした。

「トランプは自衛隊のこと、盾としか思ってませんよ。イラク兵みたいに死にますよ」

「だったら中国人は日本人のこと、盾と思ってないの。イジメの材料にしかしてないでしょう」

第一自衛隊は現行の日米同盟のまま。

第二自衛隊は田母神の元へ。

とりあえず効率や戦績などを見てみましょう。

何が何だか、分からないよ。

防衛相の人々は、SFか何かだと思った。

かつて軍部が暴走し、二都に原爆が落ちて、占領軍がやってきた。

もう何が起きても不思議じゃない。

かつては神風が吹いて戦争に勝つなどのデマが横行していた。し、今でも神風を信じているマヌケは多い。

本気のサバイバルなんて、野蛮人のすることだ。日本のサバイバルは、ブラック企業の犬になることを指す。

人民解放軍に日本人入れてみるか」

「入れないでしょう」

「ふんなら第三自衛隊でも作るかね。沖縄辺りに。

俺たちは沖縄の民意が今もってサッパリ分かって無いが、沖縄人は、そういうことを喜ぶと思うか」

「中身は反日中国人だらけだが、完全に日本の監視下にある軍隊か。それって、意味があるのか」

「チャイニーズ・マフィアみたいなやつじゃないですか。共産党だって、ソ連が倒れたのに、今だに共産党って名前だよ」

朝日新聞は第三自衛隊でしょう、日本向けに中国の情報を得る為に、日本の国益と天秤に掛けて綱渡りしてる」

「そうなのかよ」

「社員に聞いてきたら」

満州と何が違うの。あそこどう見ても、社旗の形状が可笑しいでしょう。誰がどう見ても、戦前の軍旗と同じだよ」

「右翼が振り回していても全く可笑しくないね。茶番だね」

「あの社旗で、中国の信頼を得ていることが、不明だ」

「社旗、隠すんじゃないですか」

「中国の上の人は分かってるんだよ。中国共産党の起源は日本軍だと」