グローバル・ラノベと政治同人誌だよ。

複合ビジネスしたいです(謎)。怖くない人だから、絡んでいいです、ツイター、コメント欄、人に見られたくない話はninjaid2000@gmail.com

厚労省役人宅の子猫3


今度のヒアリングの対象は男の猿だ。三木村たちは、ややヤケクソだ。

例のセリフ、本音全開でいいよ。謝礼でるよ。堀が録音ボタンを押す。

「子供が欲しいかどうか?どっちでもいいよ」

「俺は子供好きだけど、子供欲しいとか、多分、彼女に言えないよ。よっぽど自分に自信がないと、駄目だよ。それか、向こうから言ってくれるとか」

「俺の子供を産んでって、言ってみたいよ。いや、現状では言ってみたくないけど。信長とか、ラオウみたいになって、言う」

「お前の顔で言ったら、ただの変質者だよ」

「わかんねーよ。将来年商100億とかの社長になったら、言っても変じゃない」

「オッサンになったら、家族とかいないと、悲しいんじゃないの。

公園のベンチで寝てるオッサンとかいるじゃん。

コンビニで店員にクレームつけてクダ撒いてたり。ああいうのは、俺、怖い」

「家族いなくても、六本木ヒルズの30階に1人で住むとかならいいよ。たまに女連れ込んだり、人連れてきたり、適当」

「貧乏で、ルームシェアリングとかしてる人もいるじゃん」

「オッサン同士で?」

「オッサン同士って、どうなの?そんなに侘しいの?俺ら若いから、分からないよ。

俺は今だったら、男同士でつるむのは気が楽だし、そんな嫌じゃないんだけど。女子がいなかったら生きていけないっていうイメージないよ」

「オッサン同士っていうと、名刺に書いた肩書の、パワーを競ってそうなイメージ。

一定の秩序の中で、自分の力を確認して安心してるっていうか」

「そこから弾かれたら人生終わるんだ。何か、男ってそういう生き物なのか。

俺ら同士でも、あいつはケンカ強いとか、女にモテるとか、そういうのはあるけど、オッサンほどじゃ、なくない?

俺たち、既にオッサンの片鱗あるのかよ」


掘はスマホの録音機能のスイッチを切った。

会議室にため息が満ちた。

「男子の意見は参考にならないですね。聞いて損した感じが満載です」

「またもや敗北感が募ってきたじゃないですか。

敗北感を積み重ねるのが、俺らの仕事なんだけど。泥の中にも一抹の真実があるはず」

「と信じて、それが仕事です。モチベーション、上げていきましょう」

イクメンって、失業対策って感じですよね。暇人が多いから。

就業状況の悪化を、イクメンとかいって、誤魔化してる。

男性の育児参加に、悪いことは無いけど。

ただ、肝心の女性に、この男の人の子供が欲しいと思わせないと、イクメンもクソもないよ」

「女の人を上手く扱えない男性は、子供の人生にも責任持てないのはあるんじゃないですか。

子供なんて女以上に感情的で理不尽で扱いにくいですよ。ただ体が小さいから、誤魔化されてるけど」

「女が苦手だけど子供とは上手くやれる男は、いるかもしれない。

でもそういう人は、ロリコンじゃないかっていう噂もあるから、分からないよ。

俺は見たことないからわからない。霞が関住人はだいたいソツなく結婚していく。幼児と遊んでいる余裕もないし。

逆に妻子がいても、子供の扱いが下手な奴はいくらでもいるし」

「うちの職場多いですよ、そういうの。でもそれは、金で誤魔化すから、いい教育を与えるから、いいんですよ。

世の中に、親しか子供に影響を与える人間が存在しないわけじゃないから。親は万能じゃない。学校やいい人たちに育ててもらえば、いいんです」

「俺が子供だったら、男親の方が安心するんだけど。

女はすぐキレるし、声が甲高いし、怖い。言うことが支離滅裂だし、現実的じゃない。夢みたいなこと言うし、為にならないよ」

「そうか?男の方が、声が低くて、無愛想で、怖くない?

現実的って、どういうこと?

お前は俺の子供だから、DNA的に言って、俺以上には大成しねーよ、とか言われたいの?」

「そういうの、個人差だよ。男女差じゃない」

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